「ブラック企業」とは。実際の基準ってなんなの?

こんにちは。
 
昨日書いたブラック記事がかなり読まれており、単純に面白いのだろうなというのと、日本社会がそういった話題に関心が高いのだろうなと色々考えるなおです。
うーん、日本やばいぞ...
 
さて、昨日に続いて実態暴露編を書くことにしたのは、「ブラック企業という言葉は誰もが聞き慣れているけど、その実態って知られていないのでは。」と思ったからです。自分自身も、「そういえば実際の規則って何時間だったっけ…」と忘れかけたのと、せっかくなので実体験を出したほうが参考になるだろうと考えました。

 

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まず、労働時間の基準をおさらい。

数字を見てみましょう。わかりやすかったこのサイトを参照しました。
  1. 『1日では、休憩を除き8時間以上労働させてはならない。』
  2. 『1週間では40時間以上労働させてはならない。』
そうです。ちゃんとホワイトな基準がありますね。
それではそれに対して、私の元勤務先のような会社はどうでしょう。実態を完全開示。
 
 

ブラック企業の週次スケジュール全公開

スケジュールは平日と休日に分かれています。

  1. 平日
    6時:出社
    はい、早速皆さんがここで息を飲むのが伝わってきます。スタートがすでに驚きの時間ですね。この時間に決まりはありませんが、会社のパソコンでしかできないタスクがありすぎるのです。
    9時:掃除、朝礼
    10時〜12時:テレアポ
    12時〜13時:お昼
    13時〜18時:続テレアポ
    10時から18時はお客さんと向き合う時間だとのことで、テレアポか訪問などをずっとしています。それ以外の膨大なPC業務は業務外の時間にやらなければなりません。
    18時〜21時:膨大な顧客の紹介情報の作成、メール、日報など色々色々。終わるわけがない。
    21時:強制退勤
    このあとに反省会や勉強会、飲み会があることも多々ありました。
    これは新卒のスケジュールで、既存メンバーは10時です。10時にシステムで一旦ネットが切れます。いや18時に切れや。
     
    これだと14時間労働ですね。
    基準の8時間から、6時間ほどオーバーしますね。
     
  2. 休日
    決まりはないけど基本どちらかは出社。両方いる人や、泊まる人も。みんな夜までいます。
     
    休みも10時間くらい皆いるので1週間だと、14×5日間+10時間=80時間

    40時間の基準から2倍ですね。単純に言うと、法律を遵守しているめちゃくちゃホワイトな会社の丸2倍の時間、働いているわけです。それなのに常にフルスロットで全員パツパツです。

  3. ちなみに、以下も付け加えておきます。
     
    定時、振休、残業という言葉:そもそも存在しない。
    夏休み:三日間。
    残業代:一切なし。
    勤怠:終電の時間に恨みを込めて押したら、18時と反映された。一貫して9時18時。勤怠打つ意味ない。

 

さあ、いかがでしたでしょうか。
 
もっと厳しい会社も世の中にはたくさんあると思いますが、具体的な数字で「ブラックとはこういうことだ」とおわかりいただけたと思います。
 
そして21時退勤、意外と早いじゃんと思うかもしれません。しかし、翌日にアポがあれば帰ってから訪問の準備するし、その他色々帰ってからもやるんです。土日もやるんです...
 

似たような会社にいるあなたに、最後に伝えたいこと。

色々調べたのですが基準って時間以外かなり曖昧です。
私の感覚論ですが、勤めている本人がブラックだと自覚している会社は、話を聞いている限り上記の時間にも抵触しているし例外なくブラックです。
「そういえば俺最近働きすぎてね...?」と思う方は、ちょっと計算してみると自分の会社を客観的に把握できていいんじゃないでしょうか。
 
 
じゃあまた。
 
なお