ブラック企業を辞めたいあなたへ、会社辞めた後も良かった3つのこと。
こんにちは。
新卒からめでたくブラック企業に入社し、7ヶ月ほどで限界を超えてさよならしたなおです。
今回はそんな私が、同じようなブラック企業に現在苦しみながら勤めている方、やめたいと考えている方、ブラックとまではいかなくても合わないと感じている方に向けて全力で激励していきます。
ブラック企業を辞めると、辞めた直後は心身ともに疲れ切っているかもしれません。ですが実はそこで無自覚に培われた力が後々ものすごく生きてきますよ。
①周りより圧倒的に頑張れる
まずこれです。ブラック企業にいた方は、かなりの無理をしながら長時間労働や鬼のようなタスクの山をこなしてきた方です。この馬力というか、頑張れる力は、辞めてからでも人生の踏ん張りどころ随所で生きます。
何かに残るのや長時間やることがいいわけでは全くありませんが、私は自分でやると決めたことは終わるまでやって帰ります。
成果を出す(その日やると決めた仕事が終わることや、営業目標を達成すること)まで帰らないことが会社で叩き込まれているからです。
この点に関して、行動の仕方を人と初めて比べた今、自分はブラック企業出身で本当によかったと思いました。
こなせる量や一極集中できる馬力が人より多いのです。当時はあんなに嫌だったコミット文化が自分の中にしっかり生きている場面に何度も感じる場面があり、「ああ、意外と人生有利だぞ」と思うようになりました。
②「普通」がものすごく楽に感じられる
これもブラック関連の数多くの書籍やブログに皆さんことごとく書かれています。世の中のスタンダードに対し、違和感を覚えまくるほど楽に感じます。
辞めた直後のバイトでは、こんな8時間の働きで、会社時代と変わらない給与がもらえるんだ、なんで楽なんだと思いました。
最近本格的にやり始めたこのブログも、ああ、世の中のブロガーさんって毎日書いて大変そうだな、と思っていました。ですが、好きなことや興味分野といったいくらでも筆の止まらない話を書き、それが読んでもらえ報酬につながるわけです。なんて楽な仕事だろうと感じ始めています。集中しすぎてあっという間に1時間が過ぎていきます。
③仕事スキルは、本人が気づいていないだけで実はそこそこ高い
最後にこれも大きいです。ブラック企業にいると、日々怒鳴られたり、自分の中で焦ったり、周りも全員タスクの鬼なので成長を感じられる場面がほぼないのですが、それを生き抜いているわけですから実は成長しています。
私はタイピングがいまでもそこそこ早いのですが、これは会社時代にブラインドタッチを数字目標で叩き込まれたからです。何事も書くのが速くとても助かっています。
また、相手がどんな性格なのかに合わせて話す癖は、毎日100件以上のテレアポや自分も新卒なのに研修を作る立場であった際などに培われてきた、相手の状況を想像する能力です。
このように、皆さんも同様に、気づいていないだけでなんらかの力が培われているはずなのです。こういった力は、いろんな人がいる場所で人と比べてみると初めて気づいたり、周りの人に指摘され賞賛の目で見られたりします。
最後に...みなさんは私よりもっと培われています
なんだか偉そうに自分の例を書いてきましたが、私はたった7ヶ月しかつとめていません。もっと言うと、最初希望通りに配属された経営企画的な部署が「19連勤」「終電ザラ」「土日こそMTG」「代休永遠になし」などとあまりにきつすぎて5ヶ月ほどで異動し、その心身ボロボロの状態で営業の部署も1ヶ月半程度しかやっていません。
こんな短期間しか勤められなかったような私にでも、こんなにいろいろな力が培われていたんだなと感じる場面があります。
もっと長年勤めている方なら...もう普通の人から見たら処理能力なんて神の領域なんじゃないでしょうか...。なので、会社を辞めたいけど、辞めたらポジション、収入などがゼロになってしまう...など考えがちだとは思うのですが、あなたがブラック企業で培った力はあなただけの消えない資産なのです。その資産は世間的にちゃんと評価されるべきものであり、あなたが今後会社に勤めようが勤めなかろうが、自分や他人の役に大いにたつものです。ぜひ、胸を張って、自分の未来に対していい選択をしてください。
じゃあまた。
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なお